風水とは

分かりやすく言えば、「大地の気功」。大地が持つ気を充分に活用して、そこでの商売や事業を大成させようとするものです。

生命エネルギーを中国では「気」といいますが、その「気」は世界(人間の体も含まれる)を循環しているのです。気には3種類あり、1.地磁気、2.天の気、3.地の気に区分されます。天の気は太陽や星から放射されてくるエネルギーで陽の性質を持ち、地の気は、地球内部から湧き上がってくるエネルギーで陰の性質を持ちます。その気がバランスよく交じり合い、エネルギーにあふれた大地の上なら、何をしても成功するのです。その場所をみつけたり、作り出したりする技術が風水なのです。陽の気は風に運ばれ、陰の気は水に運ばれることから「風水」と呼ばれるようになりました。

陰陽五行について

陰陽節とは、森羅万象のすべてを陰と陽の二相に還元する思想です。陰と陽とは互いに対極の本質を持つが、事物に固有の属性ではなく相対的に決まる性質があるといいます。それは例えば日中のろうそくの火は陰だが、暗闇では陽となる、というようなことです。陰陽説によれば、天地創世は次のように説明されます。 「もともと宇宙は天地未分化の混沌状態」だったが、やがて軽く澄んだ気「陽」が 上昇して天となり、続いて重く濁った気「陰」が沈んで地となった。 つまり陰と陽はひとつの混沌状態(太極)から派生したものであり、いわば同根の関係にあり、そして互いに往来・交合する性質があります。
五行説はもともと陰陽説とは別個に発展した五元論のようなものでしたが、陰陽説と結びついた結果、気の5つの様態を表すようになりました。陰陽五行説では、陰と陽が交合した五つの状態を「木・火・土・金・水」と分類します。この中で木気は最も陽で水気は最も陰、土気はちょうど中間の状態とされます。

風水の起源

約4000年前まで遡ります。中国の、時の皇帝が、亀の甲羅の模様で世界が読み解ける、という夢のお告げを得たのが始まりだといいます。それが時代を経て整理され13−15世紀には集大成されて定着しました。祖先の墓地によりよい気を集めることにより子孫の繁栄を導くということで、風水は絶対権力者だけの特権でしたが、現在では市民の生活に深く根付いています。
最近では、欧米でもポピュラーになり“Feung-sui”という英単語になっています。

“一命二運三風水四積陰徳五読書”

中国では人間が幸福で懸命な一生を送るのに必要な要件をこのように表します。一は持って生まれた天命、二は強運。これらは自分の力では変えることができません。しかし、強運に恵まれない場合に運命をよりよい方向に導くのが風水なのです。
本場の香港や台湾では、人々の生活に深くかかわり、プライベートなコンサルテーションのみならず、ビジネスコンサルタントとして活躍する風水師が数多くいます。

コンサルティングとしての風水

風水は占いとして捉えられますが、占いとは大きく違う点があります。占いは、質問に対しての答えを出して終わりになります。ところが風水は、改善策・次善策をあたえることができるのです。そこが一般の占いよりも、ビジネスマンや市民から支持され、生活に深く根付いている理由でもあるのです。

日本でも取り入れられている風水

主に中国文化圏で発展・根付いてきた風水ですが最近は欧米でも注目を集めており、“FeungSui”という英単語にもなっています。日本ではまだまだ知られていないように思われていますが、皇居は風水上重要な地点に存在し,あるいは昭和天皇の墓地も風水をとり入れ設計がされており、目に見えない所で結びついているのです。